12月1日
3日ぶりの埼玉。
これが終われば本当に残りが少なくなってしまう。だからかなのか、長野以来だからなのか、緊張からくる胃痛を感じながら向かったさいたまスーパーアリーナは大きかった。
ああ、彼も彼の相方も、こんなにも大きな会場を埋めて一人で演るのかと、誇らしさと、言葉として近しい言葉を挙げるならば少しの孤独を感じながらのオープニングに涙が溢れた。
3日前、彼の相方のツアーでもお邪魔した会場だが、2万2千人の今ツアー最大規模の会場。
サングラスを外すまで気付くことはなかったが、少し表情が固く見えたのは気のせいではないのだろう。
唇をよく舐める仕草ももしかすると、緊張からくる渇きだったのかもしれない。
だが声は驚くほど伸びやかで、軽やかで、いつもハラハラしてしまうあの曲は、筆者が観覧したこれまでの公演中では横アリ級に素晴らしいものだったように思う。
そんな中マイクと給水用のボトルを両手に持ってどっちがどっちかわからなくなるのはあまりにかわいくて、これは現地およびLV観覧の3万人を母にした瞬間だったと確信する。性別など関係ない。あの瞬間3万人の母または祖母が彼を見守っただろう。
「この曲を選んでなかったら、三代目にも、今ここにもいなかったかもしれない」
これ、今までの会場で言っていただろうか。
言っていたような気もするのだけど、最新の記憶が彼の相方の声なので二人して同じことを述べている事実にまた心震えたりした。
たった20秒のワンフレーズが、8年後の今を作っている。
よく出会ってくれた、と、感情が昂ぶるたびに思ってしまうのはもう仕方がないな。
今回も無事泣きました。
あとはこれは記録として残すが、やはり緊張していたのだろうな、夜明け前の途中で譜面を間違えたかピアノがストップしてしまった。
誠ちゃんのフォローが入るまで完全なるアカペラとなったわけだが、こんなこと今までで初めてで思わずオペラグラスを覗き込んでしまった(いつも心地よすぎて泣きながら拝んでいる)
2番からまた普通に弾き始めていたけれど、そういうところもらしいなって思う。ナイーブでネガティブな内面はこういう時如実に出るよね。
「幸せなこと楽しいこともあれば、辛いこと悲しいこと、絶対にあります」だったりとか、「辛いことの方がもしかしたら多いかもしれない」とか、彼は口にするのだけど、彼の相方は「辛いこともあるかもしれないけど、楽しいこと幸せなこともあるから最後は笑っていたい」って言っていて。
そんなとこまでツインボーカルなんだなあって。
お邪魔したからこそまたこのソロツアーを噛み締めたというか。
相反するからこその相方なのかなと思ったりだとかしつつ、来年どうなるんだろうかと見当もつかない未来に想いを馳せた。
なんてしんみりしたことを書き連ねてきたが、このはてブロの趣旨はポエム混じりの記録なのでこれを記録しておかなければ。
タンクトップチャレンジのお時間ですよ(誰向けかわからない台詞)
なんだか久しぶりなのでここまでの戦績(筆者参戦回)
福井day1→成功(初見による記憶操作により幻の可能性あり)
福井day2→破りきれず足から抜いた
静岡day1→破りきれず腰にだらり。メインステに戻る花道上で引きちぎる
静岡day2→破りきれず腰にだらり。しゃがみこんでヘドバンした後立ち上がるタイミングで引きちぎる(花道先端に残されるタンクトップ)
横浜day1→惜敗。残り10センチくらい
横浜day2→右手にテンションがかかりすぎたのか、首元から斜めに裂け、とりあえずなんとか腰まで下ろし、水を撒き、しゃがんで頭を振りながら少しずつ破こうとするも千切れず、最終的にステージに戻るタイミングで上から脱ぎ捨てていた。
名古屋day1→右斜め?脇下に裂けて脇部分の円形が腰元でぶらつき、水撒いたあと花道行く前に上から脱ぐ
名古屋day2→左斜め肋骨下くらいまで裂けて水撒く前に上から脱ぐ
長野day1→あと3センチに迫る。まっすぐ下に破けるようになっていた。進歩。二回で引きちぎって捨てる。
長野day2→あと3センチが越えられない壁なのか…ピッと裾を千切って脱ぐタイミングで右のイヤモニが引っかかって見失ったのか、ぐるぐる回っていた。
からの埼玉day1→あと1センチ~~!!!!!(拍手)
いわゆる裾の折り返し部分のみを残すこととなった。二回でスムーズに破り捨て、水を撒き、自分にもかかりつつヘドバン。
ほぼほぼ成功であろう。
他に記録しておくことといえば、近くにいたメンズのリスペクト値がめちゃくちゃ高くて(後頭部のラインまで)感動したのと、お隣の方がめちゃくちゃいい人だったこと。
アンコドラム煽りの時、ダンサーズが前に駆け出してめっちゃ煽ってくるのだけど、コーラス隊も前のめりになってたように見えて、愛されてるなぁってほっこりした。
ところで、3日前の現場と本日の現場はいつもの友人とも違う友人と入ったのだが、彼女たちとは今年の初めに某観覧で出会った。
なんだかんだと会うたび笑ってしまう快い彼女たちに出会わせてくれた彼に改めて感謝するとともに、来年、それぞれの推しが集う現場が楽しみでしょうがない。